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執筆者の写真寺口 智子

お母さんの運転免許証返納

今年2月が誕生日だった母、ちょうど運転免許の更新時期でもありました

しかし、認知症の診断を受けたとなれば、車の運転は・・・

それに更新時のテストも到底合格点は取れませんし


母も運転に不安を覚えていたことから、母と相談し母も納得の上で運転免許証を返納することにしました

叔母(母の姉)も免許の返納を考えていたため、一緒に返納しに行くことになりました

所轄の警察だと、写真を撮って持参しないといけなくて手間なので、一度で処理ができる岡山県運転免許センターへ母と叔母と3人で行ってきました

そして、当日に母の車も手放しました・・・

運転免許証の代わりに発行されたのが「愛カード」

愛カードを提携の店舗で利用すると、ポイントが少し多く付与されたり、タクシーを利用する時に提示すると割引されたりします


母は「タクシーなんて贅沢だから乗れん!」と言い張りますが 

年配者はそうなのかもしれませんね・・・

特に私の実家は田舎なので、最寄りのスーパーマーケットまで距離がありますし、タクシーを利用するとかなり料金がかかります

私も平日は仕事があるので、しょっちゅう母を外出に連れ出すことが出来ないし、週末に一緒に買い物に行こうねってことで母も了承してくれてました

この時は・・・


60年もの間、車を乗りこなしていた母

自由に外出が出来なくなり、急に手足をもぎ取られたような感覚になったことから、母の認知症の症状が加速しました


母「庭を見たら車がないんじゃけど、私の車はどうなったん?」


私「お母さん、免許証も返納したし、車も手放したんよ」


母「なんでそんなことするん?!勝手なことをして」怒


私「・・・」


そんなやり取りは何日も続きました

今も時折、「私の車はいつ修理から戻ってくるん?」と


車を手放して4か月

最近になり、やっと事情が吞み込めてきた様子です


週末は実家へ出向き、母を買い物に連れて行ってあげてます

その時はご機嫌で、ウキウキと買い物を楽しんでいる母

もっと一緒にいる時間を作ってあげなきゃいけないな・・・と

とは言え、私自身の仕事で動かないといけませんし

ただ、自営業であることからスケジュールの融通はつきます

これが組織に属していたらなかなか平日に動くことは難しいですよね



次回は、「お母さん、介護認定を受ける」と題して書かせていただきます



よろしければアメブロもご覧ください





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